あしが
くさい。
それはもう激烈にくさい。
あしの匂いをかいだ犬がくしゃみをしながら逃げた。
それほどのレベルでくさい。
小惑星程度なら容易く破壊してしまう程の威力はあると思う。
少し考え方を変えてみよう。
俺のあしがくさいんじゃない。くさいんじゃない。
世界が、この地球が
俺のあしのこの繊細かつ荘厳で、時に激しく時に愛おしいこのグッドスメルに、適応できていないだけなのではないか、と。
悪いのは俺じゃない、この地球なのだと。
この地球という星、ちっぽけなこの星が
俺という存在を受け入れるに値しないのではないかと。
こんな風に考え方を変えるだけで、
視点を変えるだけで、
こんなにも前向きに物事を考えることができるんだよ。
いや、ほんとうにくさい。どぶみたいなにおいがする。